セダム類[Sedum]について1


セダムとは、ラテン語の「座る」に由来しており、岩石や壁に着生することにちなんで命名されています。カランコエやクロホウシなどを含むベンケイソウ科に属し、昔は「マンネングサ(万年草)」「ベンケイソウ」とも呼ばれていました。オーストラリアと太平洋諸島を除く全世界に400種以上が存在するといわれます。日本に約30種、日本含む中国などの東アジアに約200種、ヨーロッパに約100種、メキシコに約100種、北米に約30種と、大半が北半球の温帯から暖帯に分布しています。乾燥に大変強いことが特徴で、海岸や崖などのちょっとした吹きだまりなどわずかな土壌しかないような場所など他の植物が生育できないような環境下でも生育できることが大きな特徴です。多肉植物のため耐乾性に富み、屋上や屋根、人工地盤上など土壌厚や水分の確保が困難な条件下においても生育が可能な植物で、また繁殖力が大きく切れた茎を放置しても容易に活着します。反面、セダムは踏圧に弱く、芝のように人が立ち入るような場所には利用でないのが弱点です。多くの種類は、春から秋は緑色を、冬は赤から褐色を呈し、初夏に茎の先に小花をつけます。セダムにもたくさんの種類があり、特性はさまざまです。花色は黄色が中心ですが、白やピンクなども見られます。




【参考】
国土緑化推進機構屋上緑化システム